地デジの難視聴地区への対策
東電によるノイズ対策で始められた共同アンテナに、今度は、有償で地デジが配信されます。一部では、ケーブルの張り替え等の工事が始まっています。但し、ご注意下さい。家の入り口まで正常に配信されても、屋内の状況によっては、アナログが映ってもデジタルが映らない事があります。屋外に屋内用の分配器を使って劣化している場合や、屋外に露出しているケーブルの劣化等が結構影響します。
いくつかの方法が検証されています。(講習会での資料抜粋)
ギャップフィラー(無線共聴)方式
山陰等で少し離れた地域では十分視聴できるのに電波の陰になって難視聴地域になってしまう地域の場合。極微小電力による電波の再送出施設をつくる。各戸は、通常のアンテナ設備を用意する。地域共聴組合の設立、市町村による運営、等。基本的に電波法令に基づく無線局の運用です。施設の導入に当たり国の補助があります。
もちろん有線による共聴方式についても国の補助があります。いづれも個人ではなく施設を管理運営する組合又は市町村に対し、設備導入時の費用が補助の対象です。(共聴施設導入に当たり各戸が負担する金額が3万5千円を越える場合です)
BS(衛星放送)による地デジの再送信
2011年までに地域対策が間に合わない事を考慮して期間限定で行う(原則5年の運用)東京地区のNHK2局、民放5局の内容。データ放送の無い標準画質(ハイビジョンでは見られない)
地デジIP再送信
光によるインターネット経由で地デジを見られるようにする。インターネットは、世界共通ですが地デジの放送サービス地域に合わせて再送信するデータも地域を限定する。テレビで見る為には、外付けの専用「セットボックス」が必要になる。
尚現在でも地域によってインターネットによる地デジ放送は行われております。(千葉市、成田市、船橋市、今後は柏市、市川市、東金市、銚子市等にサービスエリアーを広げる予定です)別途契約料金がかかりますが、地デジの他に専門チャンネル70以上とか見たい時に映画が見られるVODのサービスがあります。