非常食を試してみる

当店では、昨年から缶のパンを売っています。試しに新しい物を食べてみましたが結構食べられる物だと自信を持って販売をしています。

娘が用意していた非常用持ち出しバッグには、何種類かの非常食が入っていました。管理が悪く全て賞味期限切れでした。缶のパンと比較する為に先ずは、乾パンを食べました。水分を一緒に採らないととても食べられません。賞味期限が過ぎると最後に何となくねっとりする感じが残るくらいで何も無ければ食べられます。

断捨離が流行っています。片付けた中から古い素麺が出てきました。これも食べてみました。茹で時間は、十分必要です。新しい物は、とろける様になりますが古いと中々透明感が出てきません。それに泡立ちます。十分に水洗いをしました。尚、色も小麦粉色になってきていましたが昼飯に出来ました。

古い缶のパン。時代を感じました。缶切りが付属していたのです。最近はプルトップで簡単に開けられる物がほとんどです。缶切りの使えない子供達が出来てあたり前です。昔、缶切りが無くて困ったとき堅いナイフで何とか開けるとか力任せの工夫をしましたがいざと言うときに大事なのは工夫する知恵だと思います。又リサイクルを考えると缶切りを使うタイプは全て鉄ですが、プルトップを使う物は蓋の部分がアルミでどんな事になるのか良くは判りません。取出したパンは、ケーキぽい味のついている物ですが古さを感じませんでした。

お赤飯は、加熱するだけの物とただ水を加えて電子レンジの加熱だけで炊けるものが出てきました。どちらも賞味期限に関係なく食べられ古さを感じる事はありませんでした。お米の類いは、相当によい保存食に成ると思われます。

乾燥餅もありました。水に浸すだけで餅に成ると言うのです。3分と書いてありましたが中々餅になりませんでした。消化できる形の澱粉を加工した物で堅さの問題はありますが乾燥のまま食べても消化に問題がないようです。少々堅い所が残った状態で食べてしまいましたが、餅と言うには粘りが少なくあえて買をうとまで思いませんでした。磯辺巻きには、乾燥醤油と海苔もついていましたが、海苔は色が変わり湿気ていて一寸頂けませんでした。

賞味期限が騒ぎの元になる事がありますが、非常食を使わなくても済んだからと期限切れの食品を無駄に捨てるより、機会を作って非常食を食べてみる会でも催して期限切れになる物を空にし、次に備えて新しい物を補充するように心掛ける事が大事のことと実感しました。